凍頂烏龍茶 言わずと知れた台湾を代表する烏龍茶
台湾茶を飲んだことのある人ならば
一度は飲んだことのあるお茶だと思います。 凍頂烏龍茶は私にとってお茶人生の原点でもあります。
約三十年 親しんできたお茶。 ですからどんなに新しい感覚の 魅力的なお茶に巡り合えたとしても 「凍頂烏龍茶」だけは 目を閉じていても香味だけでわかるほど 認識しています。
いるはずなのです。。。 ところがこの度届いた凍頂烏龍茶は これまでの感覚をあらためさせるようなお茶でした。
凍頂烏龍茶は
花のような香りに加えて
土をイメージするような
落ち着きのある風味があります。
凍頂山が囲むように存在する麒麟潭
から立ち上る水蒸気だったり
天候の移り変わりによるものだったり
凍頂山のもつ「気」が
影響していると感じてきました。
それが
独特の凍頂烏龍茶の風味を
作り上げているのだと思います。
ところが今年届いたお茶は
さらに華やかさが増したものでした。
口いっぱいに広がる花の香り 凝縮された旨味 それでいて 地に足がついている落ち着き感。
自然にゆだねて出来上がった風味であるからこそ
毎年同じお茶にはならない
そんなことを百も承知でありながら
2020年春茶の凍頂烏龍茶は
いつも慣れ親しんできたお茶の味とは
違う表情味に驚かされました。
時々こうして
私の中の常識を覆すようなことがあるから
”お茶はおもしろい”と感じるのです
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