こんにちは。
茶禅草堂の岩咲ナオコです。
いつも茶禅草堂のブログにお越しくださいまして有難うございます。
台灣茶の最高峰が茶禅草堂に届けられました。
今日はそのお茶をご紹介させていただきますね。
梨山烏龍茶は台中県と台北県の県境にある
海抜が1700メートルから2400メートルの山で育ったお茶です。
海抜2,000メートルのところでお茶はつくられるのだろうか?
疑問にも思いますよね。
東京では高尾山で700メートル、
西の方では高野山が1000メートルです。
八ヶ岳の山頂でようやく2000メートル。
台灣は南の島ですが、2000メートル級となりましたら
普通に雪は降りますし、霜も降ります。
そんな高い山で、世界のお茶愛好家を魅了するような
最高品質のお茶がつくられているのです。
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柑橘系のフルーティーな香り
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まずお茶をいれた時に驚かされるのが
清らかな澄み切った水色(湯色)。
お茶を抽出した時の水色の透明度は
良いお茶の条件となります。
うっとりするような水色は
やわらかな黄緑色をしています。
そして立ち昇る香りは
みずみずしいフルーティな香り。
梨山はもともと梨が生産される山だった
ことから「梨山」と名付けられています。
梨の果樹園とお茶のフルーティな香りは
相関関係があるかもしれませんが、確証はありません。
しかし、不思議なことに製茶工程の発酵させる段階で
お茶からは梨のような香りが匂い立ち、
その香りが出来上がったお茶に
反映されているのです。
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細胞に染みわたっていくようななめらかさ
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一口 ふくむと
お茶がスーッと雪に溶けていくような感覚をおぼえます。
細胞にしみわたっていくようなみずみずしい味わい。
そこからフルーティな香りが
顔全体 そして体全体に広がっていくのを感じます。
梨山烏龍茶は生産にあたり
できるだけ生態系を壊していない環境を整えています。
生態系を壊さないということは、自然界との共生。
自然と共生するということは
自然本来の力を信じています。
『天の恵み』
『地の恵み』
そして
『人の恵み』
梨山烏龍茶の美しい(うつくしい)味を感じながら、
台湾人が求めてきたお茶の味と哲学が
このお茶にあるような気がしました。
先月入荷したばかりでしたが
人気が高く、瞬時に完売しました。
先日再入荷いたしましたので
よろしければ天空の味を
味わってみてくださいね
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