こんにちは
茶禅草堂の岩咲ナオコです
いつもご訪問いただきましてありがとうございます。
中秋を過ぎてから空気はますます 透明度がましてきましたね。
自然の景色は豊かな色彩へと変化しはじめています。
そんな秋の彩りを感じながら楽しみたい 美味しいお茶が入りました。
「凍頂貴妃蜜香烏龍茶」
名前の印象のとおり
気品に満ちた華やかさをもったお茶です。
茶葉の外見は重厚感のある褐色ですが、
口にひと口含んだ途端に 果実のような香りが 広がりはじめます。
鼻から顔いっぱいを覆い尽くす広がりは 瞳孔がひらいくようです。
その感覚はまるで高貴な香水を まとったよう。。。
貴妃烏龍茶は夏限定でつくられるお茶です。
気品に満ちた香りのお茶が採れるのは
夏の中でも限定された期間、
ウンカが飛来する頃だけです。
茶樹はウンカからの防衛本能によって
茶樹が独特のフェロモンのような香りを
放出すると考えられています。
香りの秘密は
その茶樹茶葉の変化現象が
お茶の香味にあらわれるのです。
味わいは、蜜のような甘さが舌の上に残り続けます。
そして
熟した果実を彷彿させるようなフルーティーさ。
南国のライチにもたとえられます。
さらに
茶杯に残った残り香は
ドライフルーツを思わせる深みのある甘さ。
一杯のお茶だけで
これだけ刻々と変化していく複雑な香味。
それはまるで
彩り美しい紅葉に心を奪われるような…
そして
その色鮮やかな紅葉の景色をいただいているよう…
台湾茶や中国茶の香りの魅力は 茶農がお茶と向き合い
自然と寄り添ってできた賜物です。
「五感」を研ぎ澄ませた時
その多様な香味に
そして
お茶のもつ無限大な香りの世界に
引き込まれざる得ません。
夏限定でつくられるため生産量が少なく
さらに
良質な凍頂貴妃烏龍茶は
なかなか手に入りづらくなっているようです。
秋の紅葉を愛でながら このお茶を楽しんでいただきたいと 思っています。
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