top of page

一心に祈りとともに  清寧茶会ご参加有難うございました。




『一 心』

その時その一瞬に心をこめる

あふれかえった情報で

心があちこちに飛んでしまう日々に

時には心身の平静が大切になります。

少し足をとめてみる

あえて時をとめてみる





「茶與禅 清寧茶会 慈今回帰」では

県内外より多くの方々が

ご参加くださいましたこと、

心より御礼申し上げます。








かつて

禅とともに伝わったお茶は

心を鎮め

自分と向き合い

心(しん)の養生薬として

心(こころ)を安寧へ

導いてくれるものとして

いつの時も

私たちの傍(そば)にありました。







中国 径山万寿寺の修行を終えた

用堂明機禅師はここ山口県周南市鹿野にて開山され

お茶伝来の足跡が今も残っています。





交流を深めるほどに

ご縁を感じる漢陽寺様にて

茶礼をさせていただいたことは

この上ないほど幸せでした。





茶会の一週間前に

奇跡的に届いた径山茶


きっと用堂明機禅師が

修行時代をなつかしく思い

私に手向けてくださったに

違いありません。






わずかなひとときに

心身が清められますように…



皆様が安らかな時間を

お過ごしになれますように…






一筆に


一献に


一杯に



お茶が私たちに教えてくれるのは

本当に大切なものは

すぎさった過去の産物でも

まだ訪れていない

未来でもなく



この瞬間がすべてなのだと。

「今を慈しむ」








「一    心」

それは

全エネルギーを一つに集め

今ここに情熱をかけること

今この時を丁寧に暮らすことであり


そして


その想いを「誰か」に届けること。