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台湾茶の新品種 沁玉烏龍茶/台茶22號



こんにちは


いつもありがとうございます。


最近、台湾茶の中で注目れているお茶があります。


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沁玉烏龍茶/台茶22號


沁玉烏龍茶は


「沁玉」という品種名として


誕生した新品種です。


品種番号は台茶22號。


沁玉は、父樹はの青心烏龍品種と


母樹の金萱品種(台茶12號)を


かけ合わせて生まれたお茶です。


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青心烏龍種は台湾高山茶に主に使用され


優雅な香りと余韻が長く続くのが特徴です。


台湾茶の代表的品種で、最も愛される品種ですが


害虫に弱いのが弱点です。


金萱種はコクのある濃厚な喉越し感が特徴です。


虫に強い種のために茶農にとって


育てやすいメリットがあり、そのおかげで


台湾茶の代表品種の一つとして


各茶山で生産力を上げ、


今や台湾茶の代表品種として定着しています。


日本人の間でも広く支持されています。


ただ、余韻がやや弱いのが弱点です。


この台湾の主力品種をかけ合わせて作られた沁玉。


品種改良の研究が始まったのは1996年。


18年の歳月を経て、2014 年に命名され


2015年以降、ようやく栽培が始まり、


ここ数年でようやく製茶が稼働しはじめました。


研究からお茶として出来上がるまでに


実に約30年の年月がかかっており


それだけに


サラブレッド種として期待値が高く


現在、台湾茶業界で最も推されているお茶です。


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今夏は受講生を連れて台湾茶旅ツアーを


開催しましたが、そんなホットな品種で


お茶をつくらせてもらいました。


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口の中に広がる甘いコクのある風味は


そして、どこまでも続いていく余韻


高品質のお茶の製茶の様子を見学し


少しでもその工程にたずさわることが


できたことはとても光栄ことでした。



気のとおくなるような歳月を経て


弛まない努力と研究を続けている


台湾茶業界の取り組みに


改めて敬意を感じています。


沁玉烏龍茶は10月末より


茶禅草堂のオンラインショップでも


ご案内する予定です




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