こんにちは
いつも茶禅草堂のブログを
ご訪問くださいまして
ありがとうございます。
立夏をすぎてから日本全国でも
茶の香りが漂いはじめました。
お茶愛好家にとっては最も幸せな季節です。
自然が育くむものは全て
自然の時間軸で動いていますから
人間時計にあわせてはくれません。
常に天候や気温など自然の変化と対峙しながら
美味しいお茶をつくる一心でお茶と向き合う
茶農の姿を拝見するたびに
そのご苦労をあらためて感じ入ります。
中国の緑茶の多くは炒青が一般的ですが
唯一蒸製法で作られている緑茶があります。
「恩施玉露」
湖北省恩施五峯山土家族苗族自治州の山間部に
恩施玉露の茶山はあります。
私が行ってみたい茶産地のひとつです。
中国ではかつては蒸青法が主流とされてきましたが
時代の流れとともに
現在は炒青烘青製法が
中国緑茶の一般的製茶法となっています。
多くが蒸製法だったのに、
なぜ恩施玉露だけが残ったのか?
今の製法は昔から続く蒸製法なのか?
気になるところです。
蒸青は炒青法に比べて根気のいる作業です。
茶摘をしたばかりの新鮮な茶葉を蒸した後の荒茶を
焙炉の上で揉み込みながら
松針のような形状を丁寧に整えていきます。
製茶工程を観察していると
日本の伝統的な製法と大変似ています。
日本から逆輸入されたという説もあり
実際のところはよくわかっていません。
中国の歴史的背景
日本と中国の繋がり
ますます気になります。
松の葉のような形状がまるで
初夏の雨のように
爽やかな香りとともに
優しい旨味とほのかな苦味をまとう
「恩施玉露」
有茶自方来,不亦楽乎.
遠い国からようこそ
有難い気持ちにさせてくれました。
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