茶旅2 ― 日月潭 紅玉紅茶を製茶する ―

更新日:6月23日

茶禅草堂のブログに訪問してくださいまして

ありがとうございます。


2018年早春に実施いたしました製茶の旅をレポート致します。

前回2015年夏の「凍頂 貴妃烏龍茶の旅」は夏の盛りに行われましたが

今回は春です!

春の茶摘みには少し早い時期でありましたが

製茶の他にも茶園見学や茶業文化展示館での学習

素敵な茶館 などなど盛りだくさんの旅でした。

今回作りますお茶は 「日月潭 紅玉紅茶」です

日月潭といえば、風光明媚な観光地としても有名ですが

実は台湾の紅茶も作られているのですよ



まずは、「東峰紅茶」さんにて製茶実習です。



エプロン 頭巾 完成品を入れる茶缶 

赤いカゴに下に茶葉があります。



茶葉を揉捻(じゅうねん)する方法を学びます。

優しく一定方向に回しながら揉みこみます

力加減が難しいです。

しばらくすると、茶葉からハッカのような香りがしてきます。

不思議ですね。

この香りが紅玉紅茶の特徴だそうです。



みんな美味しいお茶になるように頑張って製茶しています。



だんだんお茶らしくなってきましたよ

(右下の写真は乾燥後の完成した紅玉紅茶です)



揉捻が終わり、みんなの茶葉を集めます。



このあと、さらにしっかりお茶の風味を出すために

揉捻機で揉みこみます

その後乾燥させて完成です。

どんなお茶に仕上がるかドキドキです。

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続いて日月潭 魚池郷(ぎょちごう)魚池村にある「茶業文化展示館」にて 

茶園見学とレクチャーを受けました。



茶畑に入って説明を受けながら観察します。



この茶葉は大葉種と言われ、通常の茶葉よりも大きいです。



茶園の上にあるこの↑施設は1938年日本の統治時代に建てられた工場で現役です!

台湾での紅茶作りが本格化したのは日本統治時代で、インドのアッサム地方に気候が似ている台中 南投県 日月潭の魚池郷に製茶試験場が創られ、ここが台湾紅茶研究の中心地となったそうです。現在でも当時導入したイギリス式の紅茶製茶機械を使って製茶しているそうです



その製茶試験場の所長であり、台湾紅茶の父と言われている新井耕吉郎氏の銅像が

茶業文化展示館に飾られていました。

解説頂いた方が「新井さんのおかげで今の紅茶産業があり大変感謝している」とおっしゃっていて、新井さんの功績は今も台湾の人々の中に息づいている ことを強く感じ

同じ日本人として大変誇らしく思いました。

その他、茶業文化展示館の中では台湾茶の歴史からお茶の品種までが詳しく展示されていて大変勉強になりました。

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翌日は高山茶である杉林渓の茶園を訪問しました。


山の上まで茶畑が広がります。



茶葉を観察しながらどんどん登ります。


日月潭で見た茶葉とはずいぶん違いますね。




「百聞は一見に如かず」

下からどんどん霧が上がってきます

この霧が美味しい茶葉を育むのですね。

フィールドワークの醍醐味ここにあり!感激です!



雲海の上で頂く紅茶最高です!