茶禅草堂のブログにご訪問いただきありがとうございます。認定講師の服部と申します。
先だってから、岩咲先生からお知らせをいただいておりました、山口県周南市の漢陽寺でのお茶会に行ってまいりました。
岩国空港からレンタカーをして、山道を走ること1時間30分ほど。山深いところに漢陽寺はありました。
辺りは紅葉が色づきはじめていました。
本堂をめぐるお庭の廊下を渡り、お茶会のある「聴流殿」へ向かいます。枯山水のお庭がとても美しく、またその中を流れる清流がとても心を落ち着かせてくれるようでした。
お茶会の時間を待つ間、本堂の前のお庭をずっと眺めておりました。
お茶会は、本堂の奥の大書院「聴流殿」で行われました。
お茶会の前に岩咲先生の揮毫を拝見しました。お茶会のお題目 「清寧」 そして 「慈今回帰」
その後、場所を法堂へ移し、献茶礼でお茶会は始まりました。
ご住職がお経を唱える中、岩咲先生による献茶式です。お茶は、中国から届いた径山茶です。その昔、漢陽寺を開山した僧侶は、中国に渡り、径山寺で修行をされていらっしゃったそうです。今回、そのお寺のある山で採れたお茶が、岩咲先生の元に届いた、ということなのです。本当にすごい事です。 私達も、献茶礼にあやかり、その貴重なお茶をいただきました。
その後は、杉村住職ご指導による、坐禅です。禅の修行のお話しなどを伺い、坐禅を体験いたしました。高揚していた気持ちが、静かに整っていくようでした。
そして、聴流殿へ戻り、いよいよお茶をいただきます。 岩咲先生のお茶をいただける機会はとても貴重な時間です。
「阿里山烏龍茶 熟香」と「90年普洱茶」 の2種を贅沢に。お茶をいただきながら、色々な思いが巡るようでした。
お菓子は、がんね栗と、棗バター 美味しいお茶と、山口の美味しいお菓子は格別でした。
最後にお部屋をまた移動しての、食会。杉村住職のお話を伺いながら、茶粥をいただきました。
鹿野茶と、そのお茶で煮込んだ茶粥です。その鹿野茶とは、その昔、この漢陽寺を開山した陽堂明機禅師が、中国で修行をされた時に持ち帰ったと言われているお茶です。甘い、落ち着いた味わいの、いくらでもいただけそうな美味しいお茶です。献茶礼の時にいただいた、今回中国より届いた径山茶と、700年近く昔に、同じ山から持ち帰ってこられ、今もお寺の周辺の鹿野に育つ鹿野茶。感慨深いです。
茶粥をいただきながら、ご住職が、色々なご縁のことについてお話してくださいました。ご縁とは、本当に不思議なものです。
お茶会が終わる頃には、日が傾きかけておりました。 私は、またロングドライブで、今度は新幹線の駅へと向かったのですが、不思議と笑みが溢れるような、そんな気持ちになっておりました。
本当にどうもありがとうございました。
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【茶禅草堂よりご案内】
画と茶 静かに満つる世界【宏二郎展 『観ずる円』✖︎茶会のご案内】
[茶会]
11/24(木)・11/26(土)
各日 10時/13時/15時
各席最大6名様まで
[場]
幸明館
@koumeikan
〒740-0041 岩国市黒磯町2-71-29(幸明館)
. ( 藤生駅から徒歩20分、駐車可 )
Tel 080-1176-2923
[御席料]
お一人様 6,000円(税込)
(中国茶2種 お菓子付き)
※地に芽生え、地にもどっていくお茶を
おもてなしさせていただきます。
[ ご予約方法 ]
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