こんにちは
茶禅草堂の岩咲ナオコです。
いつもご訪問くださいまして
有難うございます。
一杯のお茶を楽しむ。
1日の中のささやかな事なのですが
その一杯は
お茶をいただくと
心に与えてくれる「余白」
余白は
間であり
虚であり
空白であり
それはまるで
器の中が空っぽになった状態
しかし
その余白から
何故か満たされた喜びを感じるのです。
「器(うつわ)」
多くはないけれども
日本における中国茶器の制作活動を
応援している作家さんがいます。
器は本来日常に使うもの
でも、美しいエネルギーを纏った器には
その器がそこにあるだけで
その場の空気を
がらりと変えるほ力があります。
心を満たしてくれるエネルギーを
感じます。
器に「一心」を感じる作品には
創る人の心が器の中に注がられ
美しいフォルムやデザインから
その人の心の写し出されている。
そう感じます。
夏を涼しく演出してくれる
ガラス素材のうつわ。
それにしても
ガラスという素材だけで
これだけの豊かな表情を創りだせるのか?
と思うほど
多様性に満ち溢れています。
「茶荷」
蓮荷の花弁をイメージしています。
澄んだ海の深さを感じる色合いも
1艘の船に茶葉を浮かべるようです。
古代中國の女性の立ち姿を
連想させるようなライン
そして、秘められた恋心が
見え隠れするような
削りこまれたガラス。
応援させていただいている
目方千恵さんの茶器は
とても繊細で
作品ひとつひとつに
まるでストーリーがあるようです。
一方、
今井美智さんのガラス作品は
ダイナミック。
吹きガラスで
一瞬のうちに
作り上げてしまいます。
集中というエネルギーが
瞬時にあつめられて形になる
だからこそ
ひとつひとつが唯一無二で
今井さんの熱い思いと
作品の中からあらわれます。
水色を美しく演出させてしまうも
今井さんの作品の魅力です。
「器はお茶の母」
お茶の世界をより一層豊かな世界へ
引き上げてくれるのは
器がお茶の母である所以でしょうか。
『生活で美を味わうことができるものが
本当に茶の心を識る者である』
器の世界を通じて
わたしもより美しいお茶の世界を
見せてただいています。
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