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宋代の点茶法にチャレンジ

更新日:2月10日

いつも茶禅草堂のブログにご訪問いただきありがとうございます。

認定講師の福岡です。


茶禅草堂教養講座『人はなぜお茶を求めるのか?』

今回も引き続き宋代のお茶について学びました。



(前回の宋代の学びはこちら



よりシンプルな飲み方に変化したことにより

一般庶民まで広く普及した宋代。


「お茶は米と塩のように一日たりともなくてはならない」

と北宋の政治家”王安石”も記しているので

当時の人々も日常的に飲んでいたのでしょう。



お茶の飲み方としては

茶臼で粉末状にし碗に入れてお湯をさし

茶筅のようなものでかき混ぜる「点茶法」でした。


また、当時流行した茶文化といえば「闘茶」。


かき混ぜてできた泡の層の厚さや

茶の味や香りなどを競いあうゲームで

泡の白さがよく映えるものとして黒釉茶碗の建盞が好まれたそうです。



貴族から庶民まで夢中になったとは、大変興味深いですよね。











さて、講座の中では「点茶法」にチャレンジしました。


中国茶を粉末にするのは難しいので

茶壺で抽出したお茶を使用し茶筅で泡立てていきます。


宋代の地域である福建省の烏龍茶を使用しましたが

実は、講座中は泡の立ち具合が乏しく

残念ながら失敗したのでリベンジです。


(他の受講生の方は、きれいに泡立っていました)



通常飲むより少し濃いめに抽出して茶碗に注ぎます。










泡立てながら少しずつお茶を足していきます。









しばらく茶筅で混ぜていくと…


今回はきれいに泡立てることができました!









撹拌することによりお茶の味がやわらかくなり

泡とともに口にふくむことで

口当たりがとてもまろやかで美味しかったです。


黒の茶碗に白の泡が映えてきれいですよね。



私も宋代にタイムスリップして

闘茶に参加してみたいなと想像を膨らませてしまいました。


次回の学びも楽しみです。





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